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BIG DEAL [読書日記]


29日といえばあれの発売日で、浮き足立っています。

だってまだ予約できていないんだもの!!!明日なのに。

まあ別に明日さっそくやりたいわけではないのですが。

さて、11月はいつものように過密スケジュールでストレス満タンだったのでこちらの更新が出来ていないと思っていて、何か一つは書いとかなきゃ、と、それも焦っていたのですが、心に漣がたっていて言葉がまとまった形をとって浮かんできません。それにブログページを開いてみると11月も2つ記事がありましたね。だからいっかと思ったけど、せっかくなので近況報告など。






無神論を終えて、エーコ読んでます。(安らかに眠り給え。)
今だいたい半分くらいのところで、昨日は「コミューンの日々」の章を読みました。面白かった…。

それから、Exchange Placeも約50%ほどのところ。こっちも不穏なスパイの影が。というより、異口同音にThe Pen Friend。そしてパリの街。

「フーコーの振り子」を読んだのはまだ大学生くらいの時で、今だってそんなに利口ではないけれど、当時はもっとぼんやりしていて、内容をよく理解していません。でも面白かった。その時の記憶からすると、エーコは今回も陰謀論をテーマに歴史で遊んでいる(遊ぶというのは不穏当な表現ですが)ように感じられます。


反復と暗喩。


since everything affects everything else.













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still dream in it [読書日記]

今読んでるExchange Place:

これって、交換場所と訳せるだろうけど、地名でもあって、ひとつには、ロンドンの通りの名前にあるみたい。


ストーリーはアイルランドにいる一人称"I"のJohn Kilfeatherと、もう一人、パリを彷徨う"He"、John Gabriel Kilpatrickが交互に登場し、物語のドッペルゲンガー的幻影空間を演出する。
(一つ前の日記、Phantomsに出て来たのが後者のKilpatrickでした。彼はベンヤミンについて考察していましたね。)


***

”わたし”はベルファストのアデルフィ・ホテルにチェックインする。ホテルのバーでJhon Powersをオーダーし、壁に掛かった鏡の下の席に腰を落ち着け、帽子を脱ぎ、ペンを持ち、ウィスキーを啜り、鏡に映った男が帽子を脱ぎ、ペンを持ち、ウィスキーを啜る姿を見る。

”わたし”はJapanese Sailor Professional Gear penを使い、0.5mmのペン先でMUjiのA6ノートにメモを書き付けていく。

”わたし”はベンヤミンならこの万年筆を気に入っただろうと想像する。なぜってベンヤミンは小さな文字でページいっぱいに書き込むことで有名だから。


‘What is Aura? The experience of an aura rests on the transposition of a form of reaction normal in human society to the relationship of nature to people. The one who is seen or believes himself to be seen (glances up) answers with a glance … When a person, an animal, or something inanimate returns our glance with its own, we are drawn initially into the distance; its glance is its dreaming … Aura is the appearance of a distance however close it may be. Words themselves have an aura … As much aura in the world as there is still dream in it.’


「オーラとは何か。オーラの経験は…………………………………………………………………
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………。


うーーん、難しい、難しいよ、ここ。
今朝読んでいて、意味を掴みにくかったので、日本語訳にしてみようと思ったけれど。なんだか骨が折れる。

reactionとnormalの間は切っていいのでしょーか。normal、これが名詞であれ、形容詞であれ、文法としておれのちゅうがくそつぎょうレベルの英語力では理解できない…。名詞の並列、もしくは後ろからの名詞を形容…。

まあとりあえず、ここで切るとすると、

”反応の様式の移項に依る”

あるオーラ体験とは、反応の様式の移項に依る。 人への自然の関係性に向かう人間社会における?


٩( 'ω' )و ちょっとよくわからない!


おっと、Auraはベンヤミンが使う用語で、

自然界のアウラを定義した「どんなに近距離にあっても近づくことのできないユニークな現象」という記述

とあります。”アウラ”なんだね。

機械的複製によって芸術作品のコピーを大量生産することが可能になった時代において、オリジナルの作品から失われた「いま」「ここ」にのみ存在することを根拠とする権威のこと。漠然とした霊的なエネルギーを刺す英語の「オーラ」とは意味が異なる。ドイツの思想家であるヴァルター・ベンヤミンが、1930年代に執筆した「複製技術時代の芸術作品」や「セントラル・パーク」といった論考において言及し、広く用いられるようになった概念である。

「アウラ」


アウラとは何か。アウアに関する体験は、自然が人々へ向かう関係性への人間社会における一般的な反応の様式の置き換えに依拠する。見られている、あるいは見られて(チラ見)いると意識している男が一瞥で答える…人間、動物、あるいは無生物であるなにかが我々の一瞥にかれらのそれを返すとき、我々は当初隔たりへと押しやられる。そのまなざしは、その夢見る心…アウラは近しくとも隔たりのある様を言う。言葉はそれ自体アウラを持つ…この世におけるアウラと同等にそこにはなおさらに夢がある。


難しいですね…。わからない。文意が掴めそうで掴めない。
ベンヤミンのこの引用、日本語になっている記述があるのでしょうか。いずれベンヤミンを読んでみたいと思います。


そして、

これらの言葉の上に、サンペレグリノの星の右に向かって、ベンヤミンは斜線を引き3行の言葉を書いている。

Eyes staring at one's back
Meeting of glances
Glance up, answering a glance


とある背中を見つめる目
まなざしの合うところ
投げかける、応える視線





まあ、こういう風な話なんです。今のところ。






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Phantoms [読書日記]

といっても宇多田ヒカルさんの新しいアルバムからではなくて。


They are by no means phantoms; they are the present eternalized.

彼らは決して幻影なのではない。彼らは永遠化された実在なのである。





この物語のメインキャラクターの一人、Kilpatrickはパリに来てモンマルトルのあたりをぶらついている。
彼はヴァルター・ベンヤミンのThe Arcades Projectを引用しながらパリのアーケードについて書こうと計画していて、ベンヤミンの翻訳もしていた。それ自体、19世紀の作家の引用、そして自身のコメントから成り立っているベンヤミンのノートは、彼我の境界が曖昧である。
Blanquiという見出しのエントリーでは、パラレルワールドの存在について書かれていて、そこにはもう一人の自分達が千の可能性を持って実在していて…。

かれらは決して、phantoms;幻影、錯覚、幽霊、まぼろしなどというものではない。


(ちなみにブランキというのはこの人のことだろうと思う→https://ja.wikipedia.org/wiki/ルイ・オーギュスト・ブランキ


***


你未だ此の花を看ざる時、此の花と你の心と同じく寂に帰す。
你来たって此の花を看る時、即此の花の顔色一時に明白に起り来る。
便ち知る、此の花は你の心の外に在らざるを

王陽明『伝習録』《龍應台『父を見送る』花を見るときー序にかえて》





あなたがこの花を見ていない時、この花はあなたの心と同様に生来していない。
あなたが来て、この花を見る時、その瞬間、この花の美しさは実現されるのだ。
つまり、この花はあなたの心の外ではなくて、あなたの心の中にある。


***


この間、つい懐かしくて、映画「ファイナルファンタジー;Final Fantasy:The Spirits Within」を観た。
観ながら、ファントムの正体を思い出して、泣けた。そしてさらにFinal FantasyXの祈り子様たちとザナルカンドを思い出した。
誰だろう?繰り返し、こういうことをするのは。
それから、胎児のように揺蕩うティーダを思い出した。



ああ、不思議とこの場所へ来ると
あなたに会えそな気がするの

水面に踊る光に誘われて
ゆっくりと靴紐解くの

シルクのブラウスが濡れるほど
黄昏が胸の奥 滲んでしみる

水面に映る花火を追いかけて
沖へ向かう人魚を見たの

真珠のベッドが揺れる頃
あなたに会えそうな気がしたの

ほら ほら 東の空から聴こえる
ほら ほら ララララ ララララ ルルルル
ほら ほら まだ 帰れぬ

宇多田ヒカル 「人魚」





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